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【フードチェーンマグネイト&ケチャップ】マーケター見習い戦略の宣伝アンチパターン集

 

 対象読者:FCMケチャップ拡張をプレイ済み

(0)はじめに

レモネード売れてますか?(挨拶)フードチェーンマグネイト、インタラクションばちばちで本当に面白いですね!

本記事はフードチェーンマグネイト(以下FCM)の宣伝アンチパターン集と称して、マーケター見習いルートでの失敗例を列挙して問題点を示し「序盤で大差がついてゲームやめたくなる」という体験を減らすことを目的とします。

筆者のプレイ環境はケチャップのモジュール全入れですが、新マイルストーンが入っていれば他の環境でも通用する話として書いています。

 

(0.5)想定している序盤の動き

この記事はマーケター見習いルートでゲームを進める場合に、最も一般的と思われる以下の序盤を想定して2ターン目の宣伝に焦点を当てて書いています。 

【1ターン】

使用:なし

雇用:マーケター見習い

【2ターン】

使用:マーケター見習い ⇐ココ!

雇用:リクルーター

【3ターン】

使用:リクルーター、マーケター見習い、使い走り

雇用:自由

 

失敗宣伝パターン(1) 2軒以上の家への宣伝

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失敗度:★★★★☆

条件:後手番にプレイヤーがいる

問題点:自分が3ターン目に満たせる需要は1つだけなので、複数軒の家へ宣伝すると需要が余ることが確定し後ろのプレイヤーが相乗りしてきます。

この失敗で後手番のリクルーターがレモネードマイルストーンを取るようなことがあれば、最序盤にして負けが濃厚と言わざるを得ません。

 

失敗宣伝パターン(2) アパートメントビルへの宣伝(新規地区モジュール)

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失敗度:★★★★★

条件:つねに失敗

問題点:アパートメントビルには宣伝駒1つにつき需要が2倍のります。需要駒が2つ載っていると3ターン目にそれを満たして売ることが出来ません。

結果、最初の販売マイルストーンが取れない事態におちいります。

 

失敗宣伝パターン(3) 宣伝の持続期間が2ターン

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失敗度:★★☆☆☆

条件:他にマーケタープレイヤーがいる

問題点:持続期間を1ターンにしていれば、2ターン目に宣伝したマーケター見習いは3ターン目に別種の宣伝を打って次のマイルストーンを取ることが出来ます。

ただし、持続期間を2として3ターン目にマーケター見習い分の枠を空けることで他のマーケターに対して、手番選択権をとる事もありそうです。

 

失敗宣伝パターン(4) 他PLが2軒宣伝で関われる家への宣伝

 

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※15番の家へ宣伝したら15−16番へ2軒宣伝されて15番に需要が2個載るパターン

失敗度:★★★★★

条件:後手番にマーケタープレイヤーがいる

問題点:アンチパターン(2)アパートへの宣伝と同様の効果を意図的に起こされる状況。自分だけマイルストーンを取れないうえ、近い家の需要を満たしにいくと「自分の産んだ需要で他人が儲けた(ケチャップモジュール)」も相手に取られるというジレンマ

 

失敗宣伝パターン(5) 庭付きの家を盗られる

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失敗度:★☆☆☆☆

条件:後手番にマーケタープレイヤーがいる

問題点:初期配置に庭付きの家があるとき、その番号が25と遅いので先に普通の家に品物供給してしまって、庭付きを盗られることがある。

儲けの差は10金と大きくないのでさほど問題にならない可能性が高い。この需要の交換によって「自分の産んだ需要で他人が儲けた(ケチャップモジュール)」マイルストーンを満たすことがある。